9ボール10ボールの上達が目で見てわかる!ランアウトレイティングシステム

普段9ボールなどをしていても、全然うまくならないなあと感じたことありませんか?
周りの友達にはうまくなったと言われても、自分では実感できなくてつまらなくなってきたり。

大会に出るのはちょっと怖いけど、なにか自分にもできそうな目標とか作れたら
練習していても少し楽しくなるかもしれません。

そこで今回紹介するのは【ランアウト レイティング システム】です。

これは兵庫県にいらっしゃる國方 浩二プロの提唱している練習用ゲームです。
「プレイヤーのランアウト能力を測る」という意味を込めて名づけられたとのこと。
許可を得て掲載させていただいています。

10ボールの時の内容は後述します。概要は同様なので10ボールに置き換えて確認してください。

ランアウト レイティング システム

【概要】
基本的なルールは9ボールと同じです。
ブレイクから全部落とすまでに最大4回チャレンジできます。

ミスやファールの後は手球を好きな場所に置いて再チャレンジします。
落とした球の数が点数になります。ただ、なるべくミスせず早い段階で全部落とした方が高得点になります。
10回9ボールをして合計点をだします。

【1イニング目/1個=8pt】
【2イニング目/1個=6pt】
【3イニング目/1個=4pt】
【4イニング目/1個=2pt】

更にクリアしたイニングによってランアウトボーナス(以下RB)を加算します。

【1イニングクリア(ブレイクランアウト)/20pt】
【2イニングクリア/15pt】
【3イニングクリア/10pt】
【4イニングクリア/5pt】

rrs1

 

ゲームの流れを説明していきます。

【1イニング目】

自分で球を並べてブレイクショットします。
ここで入った球も1個8ptです。
ブレイクでインしたボールがあった場合のみ、手球は「現状のまま」で継続します。

そのままミスせず全部落としたときは8pt×9個+20pt(RB)=92ptになります。
1ラックにおける最高得点は92ptとなり10ラック920点がパーフェクトになります。

※10ボールだと1ラックにおける最高得点は100ptとなり10ラック1000点がパーフェクトになります。

ブレイクでなにも入らなかった場合、2イニング目へ移行し、プレーを継続します。
また、ブレイクショットでのスクラッチや手球場外だった場合も同様に2イニング目に移行します。

ブレイクエースはヘッド側コーナーとサイドポケットのみ有効とします。フットスポットに9はアップせずに
テーブル場に残った1番数字の高いボールをゲームボールとしてプレーを継続して下さい。

ミスをした時点から2イニング目となります。
ファールと一緒に入った球は戻しません。得点にもしません!

【2イニング目】

ブレイクノーインまたは1イニング目でミスをした時点から2イニング目となります。
2イニング目からは手球フリーによって再スタートします。
ここからは1個ポケットする毎に6ptを加算していきます。

残りの配置を全て取り切り、クリアできたらRBとして+15ptを加算します。

例)
1イニング目がブレイクノーイン。この時点で1イニング目の得点は0pt。
2イニング目へ移行。手球フリーから9個ランアウト。

6pt×9+15pt(RB)=69pt

【3イニング目】
2イニング目でミスをした時点から3イニング目に移行します。
手球フリーで再スタート。ここからは1個ポケットする毎に4ptを加算していきます。
残りの配置を全て取り切り、クリアできたらRBとして+10ptを加算します。

【4イニング目】
3イニング目でミスをした時点から4イニング目に移行します。
手球フリーで再スタート。ここからは1個ポケットする毎に2ptを加算していきます。
残りの配置を全て取り切り、クリアできたらRBとして+5ptを加算します。
4イニング目でミスをした時点で、次ラックに移行。10ラック終了で1ゲームです。

<10ボールの時>

コールショットです。
ブレイク時のファールと同時にインしたボールは得点にはならず、10番ボール以外はテーブルにアップされません。

また、ブレイクエースに関しては得点にはならず、インしたボールが10番のみだった場合フットスポットにアップして1イニング目を継続します。

2イニング目以降、途中で10番ボールをポケットした場合は、テーブル場に残った1番数字の高いボールをゲームボールとしてプレーを継続して下さい。

ビリヤードコーディネーター

投稿者プロフィール

北海道札幌でビリヤードの普及活動中です。
上手になる方法やいろんな楽しみ方をたくさん知っていれば、きっとそのなかで自分にぴったりの楽しみ方を選んでいけるはず。
このビリラボをみてビリヤードしに行く人や、ビリヤード場でビリラボをみて楽しみ方を探す人がもっと増えたら幸せです。

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